国栖の里・ものづくり体験フェスタ

昨日は吉野町・国栖で開催されていた「ものづくり体験フェスタ」のお手伝いに行っていました。「はならぁと あらうんど」という、秋のはならぁとの先駆けイベントも同時開催されていて、その内容は主にアーティストによるワークショップなどでした。

会場はものづくり体験の内容によってバラバラだったのですが、私は基本的にこの「はならぁと あらうんど」が行われていた、国栖の里総合センター内で、記録写真を撮ったり、お客さんの案内を手伝ったりしていました。

総合センターでは、一階にカレー屋さん、二階に「はならぁと あらうんど」の作家さん達が入っていました。周りに食事できるところが少なく、またここでのイベント参加は予約不要ということで(ものづくり体験は予約制でした)、お客さんが継続的に訪ねてきました。また、イベント内容が、吉野の間伐材を使った木工体験と、紙に線香を当てて空いた穴で絵を描く体験で、作家さんとお客さんがともに楽しめるものだったので、子供からお年寄りまで幅広い年代の方が来ていました。

一日を通して地元の方も何人か様子を見に来られていて、地域とうまく一体化したイベントなのだなと思ったのですが、主催の観光業界の関係者の方によると、体験フェスタ自体はもう十年以上続いているにもかかわらず、こうやって地域の人に受け入れられるようになったのはついここ数年のことだそうです。初期のころは「はならぁと あらうんど」も無く、予約制のものづくり体験のみの開催で、来場者数も限られていたし、地元産業であるものづくりをわざわざ体験しにくる地元民もいなかったからだそうです。イベントの対象者がそもそも外から来た人向けだったということですね。

ですが、それを改善するため、総合センターのような当日でも予約なしでふらっと立ち寄れる場所も増やし、その結果、より地域に開かれた雰囲気になったようです。こういった地域イベントの運営側と地元民側の温度差は、はならぁとにも見られるように比較的よくある問題に感じられたのですが、現状はこういった少しの変化で変わるのだと驚きました。

2017-07-23 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

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