うだ夢創の里へ

今日は午前から室生にあるNPO法人「うだ夢創の里」にお手伝いに行きました。うだ夢創の里では、廃園になった保育所を利用して、農業や食に関わる事業(農業体験、レストラン、サロン開催など)を展開しています。毎週火曜日と金曜日には配食サービスも行っていて、今日はそのためのお弁当の盛り付けや皿洗いを手伝いました。お弁当を届けるまでは現場はなかなかバタバタでしたが、いったん配達を終えるとだいたい状況はひと段落。スタッフの皆さんには温かく接していただき、お昼過ぎにおいしいまかないもたくさんごちそうになった後は、お届け先から帰ってきた空食器の洗い物をしながら過ごしました。

実は、今日はもともと、このうだ夢創の里を運営されている女性にインタビューをさせていただくことが目的でした。最近はインタビューの意義などについて迷うことも多かったですが、昨日から「どうやったらたくさんの人がリラックスして過ごせるコミュニティを作ることができるか」という自分の本来のゴールに改めて意識が向き始めていたので、うだ夢創の里も地域の人が一緒に過ごせる空間を提供している団体として、とても興味を持ってインタビュイーの方にお話を伺えました。

その女性によると、うだ夢創の里の誕生は、もともと彼女の室生での環境問題の取り組みから発展したものだそうです。運営はなかなか大変そうですが、「自分のやりたいことをやれている」と仰って、私にはとても生き生きして見えました。

うだ夢創の里を出た後は、その足で大宇陀のcafe equbo*さんへ。これもしつこくインタビュー活動の一環です。cafe equbo*さんも地域に人が集まれる場所を提供していることから、うだ夢創の里のときと同じように、積極的に「もっとお話を聞きたい」という気持ちで臨めました。

cafe equbo*さんは行くたびに満席で、とても人気のあるカフェだと認識していました。ご姉妹で経営されているのですが、この賑わいに伴って彼女達自身もカフェ運営に対して強い気持ちでいるのかと勝手に解釈していたのですが、意外にもお店を始めたきっかけは彼女達自身ではなく、お母様の勧めだったそうです。もともと大宇陀出身で、地元の雰囲気が寂しいと感じてはいたらしいのですが、だからといってカフェ開店に関してあまり気負いすぎることはなく、「やってみよう」という感じで始められて今日に至るのだそうです。

うだ夢創の里も、cafe equbo*も、それらが始まったきっかけは本当に多種多様ですが、それも含めて、自分が目指していることを実践している方々にお話を聞けるのは貴重な経験でした。

また、今日お話を聞いた方々は皆この宇陀市一帯で生まれ育った人達だったので、その点も、今まで移住者の方達と比較的多く関わる機会があった私にとっては、また違った視点を見せてもらってとても良かったと思います。

昨日と今日で、インタビューの焦点がやっと定まってきたと感じます。

2017-07-25 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

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