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はならぁと実行委員会会議

今日は午前中に報恩寺で、はならぁと宇陀松山実行委員会の会議がありました。人数は予想以上に少なく、私を含めて四人でした。ですが、宇陀松山実行委員会、はならぁと事務局、そしてキュレーターさんからそれぞれ最低一人づつ出席していたので、会議は回りました。

会議で配られた資料。今月下旬のまちなみライトアップのフライヤーなども、続々完成しているようです。

会議といっても、10月のはならぁと当日に私は宇陀にはいないということ、インターン生として限定的にしか事務局に関わっていないこと、またはならぁとの全体像もまだよくわかっていないということもあり、個人的にはどこか一歩引いて、会議の場にただ座っていた感じがありました。それは良くないと自分で思いながらも、なかなか集中して話し合いについていくことができませんでした。100%自分もはならぁとの構成員だ、と思うには、自分の中でもうすこし大きな「責任を負っている感覚」が必要なのかもしれません。

午後は、宇陀松山のはならぁと実行委員の方と、松山地区の千軒舎でボランティアガイドをされている方にインタビューさせていただきました。特に二人目の方は、芝居小屋&映画館時代の喜楽座を知っているかもしれないと聞いて、喜楽座のヒアリングも兼ねて伺いました。

案の定、その千軒舎の方は喜楽座の当時の様子を知っていらっしゃいました。観た映画の内容やどれくらいの頻度で通っていたのかなどを聞いて、先月の掃除の時には実感がわかなかった「芝居小屋&映画館としての喜楽座」の姿が、少しずつイメージできてきて、とてもわくわくしました。少なくとも、個人的にはこうやって具体的な話を聞いてイメージが湧くと、はならぁとのお手伝いも俄然やる気が出ます。自分が関わっていることの全体像がはっきりすればするほど、自分の役割の意義もはっきりして、その結果積極的に動けるからです。

同じように、当時の様子を知っているのと知っていないのとでは、お客さんもはならぁと当日の喜楽座での展示を全然違う感覚で楽しめるだろうと思うので、このヒアリングを続けて、はならぁとに関わるたくさんの人に情報発信して、展示もですが、会場そのもののにもより興味を持ってもらえるきっかけ作りができればと思います。

2017-08-06 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

日張山青蓮寺

今日は「場づくりの一環を学ぶ」ということで、報恩寺と同じ浄土宗の、菟田野にある青蓮寺に一日お邪魔することになりました。ここは奈良時代から続く尼寺で、今回のインタビューのテーマである「女性」と関わる部分も多く、行く前から興味がありました。

ご住職さんは年齢に似合わずとても若々しい方でした。もともとお寺の家に生まれたというわけではなく、あることがきっかけで仏道に入りお坊さんになったそうです。ご実家も菟田野ではなく、現在もお寺には毎日ご自宅から通っているとのことで、菟田野の地域の人たちからは最初はなかなか歓迎されなかったりというようなことも経験されていました。(田舎に住む人の考え方はどういったものかなどもお聞きしましたが、この点については私がこの身で体験したものではないので、現時点では何とも言えません。。。)

午前中に青蓮寺に着き、こういった話を少ししたあと、お寺までの車道の掃除をまかされました。青蓮寺は菟田野の民家から山奥に入ったところにあり、入り口からもさらに登山道を5分ほど歩いたところにあります。登山道の脇に車道も最近作られたらしく、その新しい脇の車道をほうきで掃いていきました。

ハチやアブと格闘しながら、掃除で汗だくになった後は、ご住職さんにインタビューさせていただきました。ですが、インタビュー内容は、そもそも彼女には当てはまらない項目がいくつもありました。というのも、普段お坊さんをしてらっしゃって、彼女の生きている境涯みたいなものが、そもそも俗に言う「俗世」で生きている私達とは違うからとのことでした。

すごく納得しました。もともと私がインタビューを作ったきっかけも、周りの恋愛至上主義みたいな風潮に疑問を持って、「本当に恋愛とか結婚とかが女性にとって幸せなんだろうか」と思ったことでしたし、それはお坊さんとか神仏とか、崇高なものを普段そこまで意識せずに、いわゆる「普通に」暮らしている私や他の人々のことを意識して湧き出た質問だったからです。

となると、今の私のインタビュー活動も、井の中の蛙状態で、結局は俗世の中でただもがいているだけで意味のないものかも知れませんが。。。ですが、お坊さんなどになる場合を除いて、生きるのには俗世を避けては通れないのも事実なので、このインタビューが全く無意味というわけでもないと信じてます。。。

結果、インタビューとしては適切なインタビュイーとは言えなかったかも知れませんが、個人的には、お坊さんであることや、仏教のことについていろいろ聞けて、もともと宗教全般に興味のあった私にはとても興味深かったです。彼女の信心の強さもしっかり伝わってきて、たとえ私が浄土宗の信者でなくとも、その心には深い敬意を払わなければいけないと思いました。

居場所づくりのことについては、「居場所」の定義とは何か、青蓮寺で考えてみたら?と天根さんには言われていましたが、結局これについては今日のところははっきりせず。。。おいおい考えていこうと思っています。

2017-08-05 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

公民館掃除&喜楽座ヒアリングの作りこみ

今日は朝から大宇陀地区の公民館掃除があると聞いて、天根さん夫妻とともに向かいました。朝8時半開始です。「田舎の朝は早い」とも言うし、確かに早いのは早いのですが、どちらかというとポイントは平日にこうやって集まることなんじゃないかと思います。たとえば私の住んでいる団地の階段掃除はいつも週末ですし、都会では時間というより、会社勤めの人を意識して曜日設定をしている感じがして、田舎ではこの感覚が都会ほど強くはないのかな?と思いました。

公民館掃除と聞いて、私は地区の大人30人ほどが集まっているさまを勝手に想像していたのですが、掃除した実際の建物は「老人憩いの家」でした。そして、集まった人も全員合わせて10人くらいだったでしょうか?想像していたよりずっと少なくてあっけにとられました。行く前は、「30人もの初対面の人達の中に飛び込まなければいけない」とストレスに感じていたのですが、それは実際になくて、ほっとしました。

掃除に来ていた地域の皆さんは温かく私を受け入れてくださいました。まぁ~より祭でも周りの皆さんには良くしていただいて、それは室生も大宇陀も変わらないのですが、今日は少人数で、しかも私が天根さん夫妻と一緒に来て、「天根さんの知り合い」であることがよりはっきり見えやすかったので、まぁ~より祭と比べると、抵抗なくより短時間で受け入れてもらえたのかな?と思いました。

午後からは約一週間ぶりくらいにはならぁと事務局にお邪魔しました。今日は8月の目標の一つである、「喜楽座を知っている地域の人達を対象にしたヒアリング」に関して、大まかに事務局スタッフの方々と打ち合わせしました。ヒアリング対象者の絞り込みや集めた証言のアウトプット法など、まだまだたくさん決めなければいけないことがあったのですが、意外と喜楽座を知っている人の名前が数人分ポンポンと出たり、事務局側でアウトプット形式を提案していただいたりして、ヒアリングの全貌はあらかた固まりました。

また、今日たまたま事務局に用事があってマルカツに立ち寄った地域の女性も、ついでに聞いてみると当時の喜楽座をご存知でした。芝居小屋時代に活躍していた役者が当時の青年団だったり、昔は松山地区には旅館が何軒もあったりなど、私もはならぁと事務局の人達も初めて知るようなことをたくさん教えてくださり、とてもわくわくしました。今日事務局に向かう前、「大宇陀町史」などの文献をさっと見たのですが喜楽座に関しての具体的な記述はなく、喜楽座について謎な部分が多かったので、これからのヒアリングも、もっと喜楽座や松山地区を知れる機会として、とても楽しみになりました。

昭和何年の地図かわかりませんが、この資料の中には「映画館」として記載されています。

このヒアリングは、はならぁとが地域にもっと浸透するきっかけになればいいなと個人的に思います。ヒアリングに参加してもらうことによって、地域の人達に、自分達もはならぁとを作っている一員なんだと実感して、はならぁと当日に足を運ぶきっかけにしてもらえれば一番良いと思っています。

2017-08-04 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

8月度スケジュール設定と松山城跡散策

今日は8月の具体的なスケジュールを決めるとともに、今後の活動の目標などについて天根さんと話し合いました。その中で、場作りに興味のある私にとって、はならぁとが地域の人にとってどんな居場所になりえるか、というのを考えていこうという流れになりました。喜楽座を知っている地元の人たちにヒアリングすることも決まっているので、それを通して、上のテーマについて考えを深めていくつもりです。

その後はずっと行けていなかった宇陀松山城跡に一人で向かいました。マルカツ近くの春日神社から登山道に入っていったのですが、道は草が伸びてくもの巣が張っていたり、丸太に塞がれていたりして思った以上に荒れていました。なので、虫ももちろんたくさん居て、あるとき羽音が怖くて思わず叫びました。笑

そして、一番驚いたのは山のど真ん中でカニを見つけたことでした。最初黒くて比較的大きい物体がもぞもぞ動いていたのを発見して、思いっきりのけぞりましたが、虫ではなくカニでした。カニって山にも居るものだとは知りませんでした。他にもスズメバチらしきものに道を阻まれたりして、困難の連続でした。結局頂上にたどり着くまでに30分くらいかかったと思います。大げさですが本当に寿命が縮むかと思いました。

ですが、こんな思いをしたかいはあり、山頂はとても綺麗でした。宇陀市が一望できて、晴れていましたが風も強く、涼しく過ごせました。城跡といっても碑ぐらいしかなく、面影は皆無でしたが。。。ですが、一回来てみてどんな場所なのか納得できました。また一つ宇陀市の名所をコンプできました。

帰りの道もまた虫との闘いになるかと思いましたが、予想以上にサクサク進み、下手をすると5分くらいで下山したのではないでしょうか。あまりのあっけなさに、行きの私の苦労は何だったのだろうと思いました。

一回戻ってお昼を食べた後、こんどは夕方に松山地区を散策するはずでしたが、普段日光にさらされることに慣れていない私は炎天下での城跡散策ですっかり疲れてしまい、行ってみようとおもっていた町並みギャラリーの石景庵や薬の館も夕方には閉まることもあって、結局街歩きはこんど時間のあるときに見送ることにしました。

2017-08-03 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

まぁ〜より祭片付け&「中間研修」

まぁ〜より祭本番が終り、残すところは片付けだけになりました。この日も午前中に時間をとって地域の皆さんが会場に集合。会場にはほぼテントしかなく、この調子だと早く終りそうでした。

この日はよりたくさんの地域の方たちと言葉を交わしました。三日間ここに通い続けてお手伝いしたことで、顔は覚えられていただろうし、そのうち何人の方が私がインターンシップで勝井さんの元でお世話になっていることを知っていたのかはわかりませんが、労ってくださる方もいて、初日よりも受け入れられているように感じました。

また、彼ら地域ボランティアの中で私は最年少だったので、名前の知らない私のことを「お嬢さん」と呼んで、飲み物をくれたり、余った差し入れのスイカを勧めてくださった方もいました。「若い」という事実だけで、こうしていろいろ気にかけてもらえたり、ある意味輪の中に入るきっかけになったりして、若さというのはこういう場合プラスに働くのかな?と思いました。

午後は、勝井さんが課題を出してくれ、それをやりました。課題は7期生の伊吹さんがやっていたのと同じものだったと思います。「6つの箱」というもので、まず始めに何でもいいので自分の目指すビジョンを書き出して、そこから順番に、現状、根本原因、今までの自分、これからの自分、そして解決策を書き連ねていくものです。自分の考えを論理的に言語化できるので、プレゼンだけでなくいろんな場面に役立つと勝井さんは言っていました。

いくつかテーマをきめて書き出しましたが、その中でも自分の地元について考えた時に、好きでも嫌いでもない自分の住んでいる場所について、どうやったら自分の中でイメージアップできるか考えました。自分が今まで意識していなかったいろいろなことが今の自分の考えに影響していることを発見し、面白かったです。

その後は「中間研修」という、今までの活動の振り返りと今後の目標を立てる場をウダカツメンバーとならゆうしの春田さんがとってくださいました。そこで、今後のはならぁと関係のヒアリングをどうしていくか、自分がここに来た時に立てた目標にどうやってアプローチしていくかなどを話しました。ウダカツメンバーの方々が色々提案してくださったのですが、その時点でインプットが多すぎて、現時点でも少し混乱気味ですが、とりあえず後半も今まで以上にアクティブにいきたいと思います。

2017-08-01 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

まぁ〜より祭当日!

いよいよまぁ〜より祭の当日です。午前の準備は昨日ほど忙しくはなく、10時半過ぎには解散しました。

予想以上に早く終わったので、その後勝井さんに、室生寺に連れて行ってもらいました。ウダカツが始まってからというもの、宇陀松山城や室生寺などの観光名所に行けていなかったので、一つコンプできてラッキーでした。

室生寺は想像以上に大きく、かつ人もまばらで過ごしやすかったです。建物の古さや、石段のコケなど、あんまり露骨に修復の手が入っていない感じが気に入りました。

そして、午後四時ぐらいに再び会場入りしました。私が任された仕事は市公式キャラクターウッピーの付き添いでしたが、それ以外の時間は夢創の里のブースにお邪魔してイカ焼き作りを手伝わせてもらっていました。

夢創の里のブースでは初めてお会いする方々もいましたが、とてもフレンドリーに受け入れていただきました。仮に誰も全く知らない状態でここに来ていたら、それこそ常識的に考えて奇妙ですが、やはり数人でも知り合いがいることによって、そこから輪を広げられるので有難いことでした。

ウッピーの付き添いはなかなかない経験でした。着ぐるみが実はどういう作りになっていて、誰が入っているのかわかったし、着ぐるみの中の蒸し地獄の大変さもすこしだけ伝わって来ました。自分が着る機会が来ないことを願いますが。

最後の花火も、今まで見た中で一番感動ものでした。数自体は多くはありませんでしたが、何しろ発射台が目の前に並んでいたので、迫力が大きかったです。

お客さんも花火をとても楽しんでいるのが歓声から伝わって来ました。勝井さんが言っていたのですが、まぁ〜より祭は広報はしていないそうで、室生や宇陀市の他の地域からのお客さんを意識して運営しているとのことでした。だからお祭りの規模もあまり大きくなく、こじんまりとした印象でした。ですが、だからこそ会場の雰囲気も忙しすぎず、お客さんもゆったりとした感じで花火を十分楽しめたのだと思います。全体的に良いお祭りだと思いました。

2017-07-31 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

まぁ〜より祭準備など

今日からまぁ〜より祭のお手伝いのため室生へ。まず午前中は勝井さんと合流して、祭りの会場になる運動場に行きました。地域のボランティアの人達とそこで集合し、それぞれの仕事に取りかかりました。私は主に草刈りと、のぼりの組み立てをしました。ちなみに草刈りで鎌を使ったのは今日が初めてです(!)。

地域の人達にとって私は見ず知らずの人間にほかなりませんでした。自己紹介もしたかったのですが、たくさんの知らない人たちの前ではそのタイミングも見つけられず、不思議に思われていたと思います。ですが、たとえ私のことを知らなくても、声をかけてくださる人もいて、その結果あまり肩肘を張らずに済みました。

午後は、市内中に設置されている勝井さんのポスターが日が経って傷んでいるので、その張替えに勝井さんと一緒に行きました。

この仕事が今日一番大変でした。炎天下の中での張り替えはもちろん、ポスターが設置されている看板の側には雑草がかなりうっそうと茂っていて、もはやポスターの存在さえわからないようなところもありました。それを汗をダラダラ流しながら鎌で刈っていきました。

今日はこんな風に肉体労働が多く、議員さんの仕事と聞いてあまり連想しないようなことをたくさんしました。ですが、地味でも面倒くさくても、やっぱりこういう地道なことがあっての普段の政治活動なので、こういう仕事の裏側を見れて、個人的にはすごく勉強になったし、楽しかったです。

その他にも、勝井さんはポスターを設置するための場所を提供して下さっている地域の方に挨拶回りもしていました。中には1時間近く話し込む時もありました。よくこんなに話せるなあと感心します。

ですが、やっぱり議員さんとしては、こういう場面での地域の人とのコミュニケーションは、信用を築くためにも、色々な情報を集めるためにも、大事なんだろうなあと思います。

今日はそんなこんなで疲れましたが、明日はまぁ〜より祭本番なのでしっかり休んで臨みたいです。

2017-07-29 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

ギャラリー夢雲&うだ夢創の里ふたたび

昨日の日報も合わせてアップさせていただきます。まず昨日は、はならぁと事務局に行く予定だったのですが、直前に事務局のスケジュールが変わったため、一日報恩寺で過ごしました。

はならぁと事務局以外でもともと予定も入れておらず、いきなり手持ち無沙汰になってしまったため、急遽お寺のそばの墓地の掃除を手伝うことにしました。

午前中で掃除は終わったのですが、暑さと普段から鈍っている体のせいで、午後はすっかりのびていました。

その後は、天根さんの上の娘さんが今週末誕生日とのことで、一足先のお祝いとして、イオン橿原までディナーについて行かせてもらいました。

イオンは地元にもありますが、イオン橿原はとても大きかったです。店内があまりに白すぎて、人工的すぎて落ち着きませんでした。

こんな感じで昨日はさらっと過ぎました。

今日は、午前中にインタビューが二人入っていました。一人目は室生に移住してきて、家を一から自身で建てたつわものを旦那さんに持つ方と、二人目は民俗学追究の聞き取りをされている方でした。二人とも以前fufufuでの集まりでちらっとお会いしたのですが、ちゃんとお話できたのは今日が初めてです。二人とも、その手作りの家の中でお話させていただきました。なんと表現して良いかわからないですが、その旦那さんも含め、三人とも個性豊かな方でした(すいません、当たり障りのないことしか言えてません笑)。

その後はレストランもやっているギャラリー夢雲というところを、お昼ご飯がてら覗きに行きました。古民家がギャラリーとして使われていて、今日は服、アクセサリー、それとオーガニックコットンの布製品を作っている作家さんたちが出展していました。

平日にも関わらず、人がたくさんいて正直驚きました。レストランも然り。室生の結構奥まったところにあって、「知る人ぞ知る」、といった雰囲気でしたが、皆さんどういった経路でこの場所の存在を知ったのでしょうか?私自身がアートと関わりが浅いこともあり、ギャラリーなどに入る機会もめったにないので、私一人では絶対に知りえなかった場所だと思います。。。というのを実感して、いつかの日報にも書いたと思うのですが、「情報の伝わり方」とか「情報の手に入れ方」といったことにますます興味が出ました。

その後は再びうだ夢創の里にお手伝いに行きました。今日はパンを焼いている傍ら、私はおそらく今週末の「まぁ~より祭」での露店で使われるであろう割り箸のカバーにひたすら夢創の里のはんこを押していました。

2回目ということもあり、お手伝いも勝手がわかって、知り合いも増えて、居心地は前よりも良くなりました。ウダカツの良いところは、こうやってインタビューしたりお手伝いに行ったりして、知り合いがたくさん増えてだんだん自分の居る場所を居心地の良いものにしていけることです。なのでウダカツでの人との出会いには感謝です。

明日からはいよいよ「まぁ~より祭」の準備が始まります。私も室生に3日ほど滞在してお手伝いさせてもらう予定です。

2017-07-28 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

まだまだインタビュー、そして劉さん来日

今日も朝から相変わらずインタビューをさせてもらっていました。今日のインタビュイーは私と同い年で、榛原出身の方でした。地元の活性化にも意識的に取り組んでいて、ウダカツの活動も何かと見守ってくれています。

地元が大好きな方だとインタビュー前に聞いていて、宇陀市出身の人の意見をもっと聞きたいと思っていた私は彼女にとても興味がありました。

実際にお話ししてみるまでは、勝手に「小さいときから故郷が大好きだったのかな?」と思っていたのですが、意外にも昔は街志向で、はやく地元を出たいと思っていたそうです。ですが、数回の留学を経験した後で、故郷の魅力を再発見。そこからは地域を盛り上げるために色々と活動するようになったとのことでした。

昨日のcafe equbo*の方々も実はそうだったのですが、私がインタビューをさせてもらった方々で、現在も地元で暮らしている若い女性達はみんな一回地元を離れて暮らしていた経験がありました。そして、それがきっかけで地元の魅力を改めて見つけた人が多いという印象でした。一回でも故郷の外で暮らす経験というのは、地元を見つめなおす上でやっぱりとても大事なんだと思いました。

インタビュー後は、彼女の父方の実家のあたりに生えている色々な果物を一緒に狩って食べました。笑

彼女はこうやって道端の野いちごなどを摘んで食べたりするのは小さいときから日常茶飯事だったそうですが、大阪育ちの私には全く縁がなかったことで、生活の豊かさの違いを感じて羨ましかったです(都会出身の人達が同じように感じるとは思っていませんが、私は個人的にそう思いました)。

その後その方と一緒に、前から行きたいと思っていた久保酒造さんの「酒蔵カフェ」でランチをいただきました。今日のランチはパスタセットで、私は麹風味のクリームパスタを注文しました。麹の味がしっかりして、とても美味しかったです。

午後からは、はならぁと事務局でお手伝いでしたが、今日はちょっとしたイベントがありました。中国からアーティストの劉さんという方が、はならぁとに興味を持って、松山地区の見学を兼ねて宇陀市まで来ることになっていたのです。

はならぁと事務局で中国語ができる方と一緒にお出迎えのため榛原まで行き、合流後はマルカツで、その事務局員の方がはならぁとの概要を劉さんに説明しているところに一緒に居させてもらいました。そもそも劉さんが遠い中国からどうやってはならぁとを知ったのかというと、フェイスブック上で奈良のギャラリーを探していたのがきっかけだったようです。こうなると奈良のイベントとは言え、その情報自体は世界中のどこからでも手に入ると思うと、必要書類の翻訳も含めて、はならぁとのグローバル化の必要性を感じずにはいられませんでした。

その後は劉さんを連れて3人で松山地区をぐるっと巡りました。その際に奈良漬屋さんや葛屋さんなど、今まで通り過ぎてはいたけど入ったことのなかったお店に入れて、お店の人と会話することもできて、劉さんにとってはもちろん、私にとっても(今更感はありますが)良い時間になりました。

夕方には奈良市まで出て別のはならぁと事務局員の方とも合流して晩御飯を一緒に食べました。劉さんは今回が始めての来日にも関わらず、とても日本を好きになってくれて、来年のはならぁとに参加したいとも言ってくださっていました。話す言葉も違ってなかなかお互いの意思が伝わりづらいときもありましたが、それでもみんな劉さんとの会話を楽しんでいて、とても良い時間でした。

2017-07-26 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

うだ夢創の里へ

今日は午前から室生にあるNPO法人「うだ夢創の里」にお手伝いに行きました。うだ夢創の里では、廃園になった保育所を利用して、農業や食に関わる事業(農業体験、レストラン、サロン開催など)を展開しています。毎週火曜日と金曜日には配食サービスも行っていて、今日はそのためのお弁当の盛り付けや皿洗いを手伝いました。お弁当を届けるまでは現場はなかなかバタバタでしたが、いったん配達を終えるとだいたい状況はひと段落。スタッフの皆さんには温かく接していただき、お昼過ぎにおいしいまかないもたくさんごちそうになった後は、お届け先から帰ってきた空食器の洗い物をしながら過ごしました。

実は、今日はもともと、このうだ夢創の里を運営されている女性にインタビューをさせていただくことが目的でした。最近はインタビューの意義などについて迷うことも多かったですが、昨日から「どうやったらたくさんの人がリラックスして過ごせるコミュニティを作ることができるか」という自分の本来のゴールに改めて意識が向き始めていたので、うだ夢創の里も地域の人が一緒に過ごせる空間を提供している団体として、とても興味を持ってインタビュイーの方にお話を伺えました。

その女性によると、うだ夢創の里の誕生は、もともと彼女の室生での環境問題の取り組みから発展したものだそうです。運営はなかなか大変そうですが、「自分のやりたいことをやれている」と仰って、私にはとても生き生きして見えました。

うだ夢創の里を出た後は、その足で大宇陀のcafe equbo*さんへ。これもしつこくインタビュー活動の一環です。cafe equbo*さんも地域に人が集まれる場所を提供していることから、うだ夢創の里のときと同じように、積極的に「もっとお話を聞きたい」という気持ちで臨めました。

cafe equbo*さんは行くたびに満席で、とても人気のあるカフェだと認識していました。ご姉妹で経営されているのですが、この賑わいに伴って彼女達自身もカフェ運営に対して強い気持ちでいるのかと勝手に解釈していたのですが、意外にもお店を始めたきっかけは彼女達自身ではなく、お母様の勧めだったそうです。もともと大宇陀出身で、地元の雰囲気が寂しいと感じてはいたらしいのですが、だからといってカフェ開店に関してあまり気負いすぎることはなく、「やってみよう」という感じで始められて今日に至るのだそうです。

うだ夢創の里も、cafe equbo*も、それらが始まったきっかけは本当に多種多様ですが、それも含めて、自分が目指していることを実践している方々にお話を聞けるのは貴重な経験でした。

また、今日お話を聞いた方々は皆この宇陀市一帯で生まれ育った人達だったので、その点も、今まで移住者の方達と比較的多く関わる機会があった私にとっては、また違った視点を見せてもらってとても良かったと思います。

昨日と今日で、インタビューの焦点がやっと定まってきたと感じます。

2017-07-25 | Posted in 8期生 平居 日報Comments Closed 

 

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